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中国、13億人をカバーする世界最大の医療保険制度

習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は18日の中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)政治報告で、「国民健康政策を整備し、国民に年間を通して網羅的な健康サービスを提供しなければならない」とし、「今後、健康中国戦略を引き続き実施し、中国の特色ある基本医療衛生制度、医療保障制度、高クオリティで効果的な医療衛生サービス体系を全面的に構築する」と強調した。

「国民健康政策を整備し、国民に年間を通して網羅的な健康サービスを提供しなければならない」

中国国務院新聞弁公室が最近発表した白書「中国健康事業の発展と人権の進歩」によると、中国はすでに、世界最大の国民全てをカバーする基本医療保険網を構築し、都市部と農村部をカバーする医療衛生サービス体系が形成されている。

2016年末の時点で、全国基本医療保険加入者の数は13億人を超え、国民カバー率は95%以上となっている。制度を利用すれば病気になっても心配することなく病院に行くことができる。16年から、都市・農村統一基本医療保険制度を構築する改革が始まり、都市部と農村部の住民の基本医療保険と新型農村協力医療の2制度が全面的に統合された。同改革により、都市部と農村部の住民により公平に医療サービスが提供されるようになった。 12年から、中国は試験ポイントを設置して、都市部と農村部の住民の大病医療保険制度を実施し、それまでなかった大病保険が登場。15年には全面的なカバーが実現した。16年9月の時点で、政府医療救助支出は189億元(約3213億円)に達し、延べ5145万人に支給されてきた。 世界で最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ「ランセット」は、中国の大病保険制度を高く評価し、「中国は、病気が原因で貧困に陥る人を助ける点で、他の発展途上国に重要な手本を示している」と称賛している。 また、「診療を受けるのが難しい」という問題解決に向けて、中国はランク別の診療制度導入を積極的に試みている。16年、公立病院改革試験ポイント都市200都市で、ファミリードクター契約サービスが展開され、ファミリードクターの契約率は22%に到達し、高齢者や慢性疾患患者など「重点患者」の契約率も38.8%に達した。 戸籍がある省以外の中国の他の省で診察を受けたり、入院したりした場合の費用にも医療保険がきく制度が全面的に実施され、現時点で、各基本医療保険の加入者をほぼカバーしている。 世界保健機関(WHO)は、「中国の医療改革は的を射ており、中国の衛生体系が正しい方向へ向かって進むよう牽引するだろう」と評価し、世界銀行の報告は、「中国が13億人の医療保険問題を解決していることは、世界においても素晴らしい成果」と高く評価している。

(提供/人民網日本語版・編集KN)

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