介護保険利用12万人が対象
厚生労働省は1月19日、全国厚生労働関係部局長会議を開催し、介護保険の自己負担を3割に引き上げる基準を、年収340万円(年金収入のみの場合は344万円)以上とする考えを示した。2月上旬に改正法案を国会に提出する見通し。
当初は、「現役並み所得相当」として、世帯内に課税所得145万円以上の第1号被保険者がいる場合で、世帯内の第1号被保険者の収入の合計が520万円(1人のみの場合は383万円)以上の案を示していた。しかし、この場合だと、妻の年金収入がたとえ280万円未満であっても、世帯収入が520万円を超えると、夫婦共に3割負担となってしまうため、法案にする段階